上質なアンダーウェアを選ぶ際、素材は重要ですが、それだけがすべてではありません。シルエットや縫い目、ウエストバンド、さらには股部分の構造も、日常で感じる快適さに大きく関わります。

きちんと設計されたトランクスやボクサーは、まさにこうした細部で違いが生まれます。Mazarinでは、アンダーウェアの各タイプに、それぞれのシルエットと用途に合わせた仕上げを施しています。

トランクスに採用したアメリカンカット

Mazarinのトランクスは、「アメリカンカット」と呼ばれるゆったりとしたシルエットを採用しています。背中の中央に縦の縫い目を配した一般的な構造とは異なり、縫い目を両脇に移しています。これにより、座ったときに身体へ直接触れる中央の縫い目をなくしています。

シルエットは十分なゆとりを持たせ、動きやすさを確保しています。太ももの裾には2つのスリットを設け、脚の動きに沿うとともに、歩いたり座ったりした際に生地が引っ張られるのを防ぎます。

この構造は、リネンやポプリン、コットンオックスフォードなど、トランクスに使用される織物素材と特に相性がよい設計です。

快適さを保つために考えられたウエストバンド

トランクスのウエストゴムは、ゆったりとしたシルエットを締め付けの強いアンダーウェアに変えることなく、しっかりと支える必要があります。

そのため、Mazarinのトランクスには、生地で完全に覆った細身のゴムを採用しています。ゴムが肌に直接触れないため、摩擦を抑えながら、ウエストを効果的に支えます。

控えめな仕上げですが、長時間着用する衣類にとって、特に重要なディテールです。

フィットするボクサーのための異なる仕上げ

ボクサーは、トランクスとは異なる考え方で設計されています。トランクスと違い、身体に沿ってフィットしながら動きに寄り添うよう作られています。そのため、圧迫感を生じさせず、より確かなホールド感をもたらす構造が求められます。

Mazarinのボクサーには、より幅広いウエストゴムを採用しています。表面にはわずかに凹凸があり、肌に触れたときのやさしい感触を高めています。また、ウエストまわりにかかる力をより均等に分散します。

縫製も同様に重要です。縫い目はできるだけフラットに仕上げ、着用時に目立ちにくくするとともに、衣類の下での摩擦を抑えています。

肌に触れる位置に縫い付けタグを付けない

アンダーウェアの内側に付いたタグは一見些細なものに思えますが、肌に擦れるとすぐに不快感の原因になります。

Mazarinのボクサーには、内側に布製のタグを縫い付けていません。通常タグに記載される情報は、ボクサーに直接プリントしています。この仕上げにより、製品に必要な情報を残しながら、余計な摩擦の原因を取り除いています。控えめながら、快適さに欠かせないディテールです。

股部分まで丁寧に仕上げた構造

股部分は、ボクサーの設計において自然に最も重要な箇所のひとつです。

Mazarinのボクサーには、前開き部分を覆う比翼仕立てと、股部分を袋状に仕立てる構造を採用しています。フィットするボクサーに求められるホールド感を保ちながら、より高い快適さと動きやすさを実現するための設計です。

現在のMazarinモデルに用いられているコットンジャージーの柔軟性や、少量のエラスタンと相まって、この構造がボクサーを身体の動きに自然に追従させます。

細部に至るまで丁寧に施された仕上げ

Brescianiのアンダーウェアセレクションにも、細部へのこだわりが表れています。イタリア製のコットンまたはコットンSea Islandのボクサーには、Brescianiの名を繊細に刺繍したウエストゴムを採用しています。

それぞれのラインでは、織物を使ったゆったりとしたトランクスから、ジャージー素材のフィットするボクサーまで、上質なアンダーウェアに対する異なるアプローチを楽しめますが、仕立ての品質へのこだわりは一貫しています。現在のコレクションには、リネン、ポプリン、オックスフォードを使ったMazarinのモデルに加え、コットンとコットンSea Islandを使ったBrescianiのアンダーウェアも揃っています。

よいアンダーウェアは、感じないことにも表れる

このように、男性用トランクスとボクサーの設計は、美しい素材を選ぶことだけに基づいているわけではありません。アメリカンカット、スリット、生地で覆ったウエストバンド、フラットな縫い目、さらには股部分へのこだわりなどが、快適で仕立てがよく、日常的な着用を考えたアンダーウェアを形作っています。